こんにちはー! ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など現在話題沸騰中の『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です。
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません。
本記事はそんな『呪術廻戦』の9巻収録、第78話「玉折ー参ー」の感想ネタバレ記事です。
まずは前回の振り返りからいってみましょう。
Contents
77話「玉折ー弐ー」のあらすじ
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
夏油の前に現れた長身の女性は、特級術師 九十九由基(つくも ゆき)でした。
自身が「原因療法」を行おうとしていることを話した九十九。
呪霊とは人間から漏出した呪力が積み重なった存在であり、つまりは
①全人類から呪力をなくす
②全人類に呪力のコントロールを可能にさせる
という2つの方法により、「呪霊の生まれない世界」を作り出すことができるようです。
そんな彼女に対し、「非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか」と漏らした夏油。
九十九はその案を「”アリ”だ」と肯定しますが、それを実行するほどイカれてはいない、と続けます。
「非術師を見下す自身」と「それを否定する自身」との間で揺れていることを語った夏油ですが、九十九はその2つが「思考された可能性」であると述べました。
そして彼女は、その2つのどちらを本音とするか、「君がこれから選択するんだよ」と語ります。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
そして、2007年9月。
彼は、自身の”本音”を選択する決定的な事件に遭遇することとなりました。
「呪詛師」として認定された彼は、処刑対象となって――?
呪術廻戦78話「玉折ー参ー」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます。
知らせを聞いて
夜蛾から夏油の件を聞き、目を見開いた五条。
彼は信じられないようであり、「は?」としか返せないようでした。
夏油の実家は既にもぬけの殻であり、なんと両親をも その手に掛けた様子。
「んなわけねぇだろ!!」と叫ぶ五条でしたが、夜蛾も頭を抱え、「俺も… 何が何だか分らんのだ」と返しました。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
場面は変わり、新宿の喫煙場所でタバコを吸っていた家入。
「火 いるかい?」と彼女に話しかけたのは、呪詛師認定されたはずの夏油でした。
家入が「何か用?」と問うと、「運試し」だと答える夏油。
”一応”と銘打って、「冤罪だったりする?」と問う家入でしたが、夏油はすぐに否定します。重ねて、「なんで?」と問いかける家入。
夏油は短く「術師だけの世界を作るんだ」とだけ答えました。
五条と夏油
家入と別れ、一人歩く夏油。
彼の行く先には五条が立っており、「説明しろ 傑」と話しかけました。
意味のない殺しはしないんじゃなかったのか、と問い詰める五条に対し、夏油は”意味”どころか「大義ですらある」と答えます。
”術師だけの世界を作る”という彼の理想について、「無理に決まってんだろ!!」と五条。
しかし夏油は、そんな五条の言葉を「傲慢だな」と一蹴し、「君にならできるだろ」と述べました。
彼の決意は固いようであり、「生き方は決めた」と夏油。後は自分にできることを精一杯やる、と彼は続けます。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
そんな夏油に対し、実力行使で止めようとした五条。 しかし彼には、黙って夏油を見送ることしかできませんでした――
高専にて、「何故追わなかった」と夜蛾が問うと、「それ…聞きます?」と問い返す五条。
夜蛾は察し、すぐに「悪かった」と述べます。
ただ”強い”だけでは人を救うことはできないと知った五条。
彼は、自身が救える人物が「他人に救われる準備がある奴だけだ」と語りました。
選ばれた本音
孔時雨と繋がった様子の夏油。彼は盤星教本部を拠点として構えるようであり、「呪い」と「金」を集めることが目的のようです。
孔によって集められた盤星教支部長や代表役員、会長が揃った場に、袈裟姿で出て行った夏油。
彼は「今この瞬間から この団体は私のモノです」と宣いました。
当然”反対多数”という結果に終わりましたが、夏油は適当に人を見繕い、自身の「呪霊操術」を用いて何の躊躇もなく殺害してしまいます。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
「私に従え 猿共」と言い放った夏油。
「猿は嫌い」 ――それが、彼の選んだ本音でした。
一方その頃、五条は甚爾の息子 恵と対面していて――?
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
呪術廻戦78話「玉折ー参ー」感想
今回の記事、いかがでしたか?
「最強の2人」として親友だったはずの2人でしたが、ついに袂を分かつこととなってしまいました。
非術師を”猿”と蔑み、術師だけの世界を実現するために動き出した夏油。
何か一つ過程が違っていれば、このような結果にならなかったのでしょうか。五条と共に高専で教鞭をとっていた未来も存在したのかと思うと、悔やまれる結果です。
そして、最終ページにて恵と出会った五条は何を語るのでしょうか。
次回も必見です!
それでは今回はこの辺りで。
この記事を読んで気になった方は、『呪術廻戦』を読んでみてくださいね♪