こんにちはー! ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など現在話題沸騰中の『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です。
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません。
本記事はそんな『呪術廻戦』の9巻収録、第76話「玉折」の感想ネタバレ記事です。
呪術廻戦を全巻お得に見る方法はこちらの記事でも紹介しています。

まずは前回の振り返りからいってみましょう。
Contents
75話「懐玉ー拾壱ー」のあらすじ
”術式順転「赫」”に吹きとばされた甚爾でしたが、骨折などの大事には至らなかった様子。
禪院家出身ゆえ、同じ”御三家”五条家の相伝術式「無下限呪術」を知っている彼は、「問題なし」と判断します。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
呪具「万里ノ鎖」に特級呪具「天逆鉾」を繋ぎ、圧倒的リーチを得た甚爾。
しかし彼は、戦いの最中である”違和感”を抱いていました。
一方の五条は、”最強”と成ったゆえの「万能感」を全身で感じている様子。
相手が禪院家出身であることを知っている五条は、五条家でもわずかな人間しか知らないという技 「虚式『茈』」を繰り出しました。
押し出された仮想の質量により、体の大部分を失ってしまった甚爾――
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
彼は2,3年で自身の子が禪院家に売られると言い残し、この世を去りました。
呪術廻戦76話「玉折」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます。
術師と意味
甚爾を撃破し、盤星教本部から天内理子の遺体を取り戻した五条。
そんな彼の付近には、張り付いた笑顔で拍手する盤星教の信者らがいました。
天内の死によって”同化”がなくなり、歓喜しているであろう信者ら。そこに、夏油も到着しました。家入の反転術式で治してもらったようです。
夏油に対し、「コイツら 殺すか?」と問う五条。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
しかし夏油は、「意味がない」と答えます。
そこにいるのは非術師からなる一般教徒のみであり、呪術界を知る主犯らは既に逃亡してしまったとのこと。
”意味”に対し、「本当に必要か?」と五条が問うと、術師にとっては大事なことだと夏油は答えました。
そして、最強へ
1年後。
そこには、実験を行っている五条の姿がありました。彼の目の前には、夏油と家入。
ここで、五条に向けて夏油が消しゴムを、家入がペンを投げました。真っすぐに五条に向かって飛んでいく2つのもの。
直後、消しゴムは五条の体に直撃しますが、ペンは無下限呪術によって阻まれてしまいます。
五条曰く、「今までマニュアルでやってたのをオートマにした」とのこと。
質量や速度、形状から物体の危険度を選別し、術式対象を自動で選択できるようにしたようです。
また、常に反転術式を回し続けることによって、「術式の出しっぱなし」による脳の負担からも身を守っているようです。
こうして、五条悟はついに”最強”になりました。
抱え込む夏油・・・
五条が1人で任務をこなすようになり、必然的に1人になることが増えた夏油。
その夏は呪霊が多く発生したようであり、夏油はただひたすらに呪霊を祓い、取り込みます。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
誰も知らない「呪霊の味」をただ一人、抱え込む夏油――
天内や盤星教の件を経て、いつしか彼は「誰のために?」という疑問を抱くようになっていました。
脳裏に焼き付いた”天内理子”という少女の死に歓喜する盤星教の非術師らの姿。
「ブレるな」と己に言い聞かせつつも、彼の”非術師”への憎悪のような感情は膨らみ続けます。
そんな時、やってきたのは1年後輩の灰原でした。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
「呪術師やっていけそうか?」と彼に問う夏油。
灰原は明るい顔で、「自分にできることを精一杯頑張るのは 気持ちがいいです」と答えました。
ここで、1人の長身の女性が現れました。
かつて東堂の回想で現れた彼女は、「どんな女がタイプかな?」と夏油に問いかけます。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
呪術廻戦76話「玉折」感想
今回の記事、いかがでしたか?
「呪術は非術師のためにある」という信念に従って戦ってきた彼ですが、彼の心には”揺らぎ”が生まれてしまいました。
盤星教信者の姿が脳裏にこびりついたてしまった夏油。
やがて五条と夏油が袂を分かってしまうことは決定しているだけに、辛い回ですね…。
そして、初登場から時を経て、ついに再び登場した謎の美女。
東堂の師と思われる彼女の正体は…? 次回も必見です!
それでは今回はこの辺りで。
最後までご覧いただいてありがとうございました!