こんにちはー! ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など現在話題沸騰中の『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です。
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません。
本記事はそんな『呪術廻戦』の9巻収録、第75話「懐玉ー拾壱ー」の感想ネタバレ記事です。
まずは前回の振り返りからいってみましょう。
Contents
74話「懐玉ー拾ー」のあらすじ
”武器庫呪霊”に天内の遺体を入れ、無事盤星教の本部に納品を果たした甚爾。
盤星教は今回の天内理子暗殺にかなり協力したようですが、その上で「多少色もつけよう」と代表役員の園田は話します。
天元に”穢れ”が「同化」することを良く思わない盤星教「時の器の会」。
そんな盤星教上層部にとって、会のために「同化」阻止は何としてでも果たしたい急務。
ダメもとで甚爾らに依頼した彼らですが、まさかの”成功”とあって財布の紐が緩んだようです。
無事報酬を手に入れられることになり、盤星教の本部を後にする甚爾。
しかし、彼の行く道を生還した五条悟が塞ぎます。
甚爾の”特級呪具「天逆鉾」”によって致命傷を受けたかに思われた五条でしたが、虫の息ながらも生きていたようであり、死に際で”呪力の核心”に至ったようでした。
晴れて「反転術式」を使えるようになった彼は、無事生還。
そして、再び五条悟と伏黒甚爾の戦いが始まりました。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
「反転術式」を会得した五条は、正のエネルギーを「無下限呪術」に流し込むことで、”術式順転「赫」”を発動。
「赫」によって生じた「弾く力」により、甚爾は吹き飛ばされてしまいます。
五条悟が、「最強」になろうとしていました。
呪術廻戦75話「懐玉ー拾壱ー」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます。
全て問題なし
吹きとばされたものの、骨折などの大ダメージは避けていた甚爾。
彼は”禪院家”の生まれであるため、同じ御三家である”五条家”相伝「無下限呪術」の事はある程度知っている様子。「無下限呪術 術式順転『赫』”か…」と冷静です。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
天逆鉾を鎖に繋ぎリーチを得た甚爾は、「全て問題なし」と確信。何らかの違和感を抱いていうようですが、「…いや これでいい」と己を律します。
虚式「茈」
端が観測されなければ際限なく伸び続ける鎖の呪具「万里ノ鎖」と天逆鉾を合わせ、甚爾は五条に対峙します。
一方の五条は、心の内で天内に懺悔していました。
彼はいま 怒気や憎しみを抱いてはいません。”最強”が近く、万能感に包まれているのか、「今はただただ この世界が心地良い」という五条。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
「天上天下 唯我独尊」
天与の凄まじい膂力により、万里ノ鎖に繋いだ天逆鉾で攻撃を繰り出す甚爾。
五条は難なく避けますが、甚爾の攻撃は続きます。
ここで、五条はある技を繰り出そうとしました。
先代の「取説」があるため扱い易い反面、術式の情報が漏れやすいというデメリットを持つ相伝の術式。
しかし「無下限呪術」には、五条家内でもごく一部の人間しか知らない技があります。
”順転”と”反転”…… それぞれの無限を衝突されることで生成されるのは、”仮想の質量”――
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
「虚式『茈』」
伏黒甚爾の敗北
甚爾は、”虚式「茈」”を前に、自身の抱いていた「違和感」の正体を自覚していました。
普段の彼であれば、「タダ働きなんてゴメンだね」と逃げの一手だったであろう場面。
しかし彼は、”現代最強”と成ったであろう呪術師を、自らの腕で否定してみたくなってしまったようです。
つまりは、「自分を肯定するために いつもの自分を曲げちまった」という甚爾。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
”虚式「茈」”をまともに受けた甚爾は、普段の自身を捨てた時点で「負けていた」と敗北を認めます。
「最期に言い残すことはあるか?」と聞く五条。
「ねぇよ」と答えた甚爾でしたが、2,3年もすれば自身の子が「禪院家に売られる」と話し、「好きにしろ」と述べます。
そして、”天与の暴君”は、この世を去りました。
呪術廻戦75話「懐玉ー拾壱ー」感想
今回の記事、いかがでしたか?
”天与呪縛”により、呪力が全くの「0」であることと引き換えに圧倒的身体能力を得た甚爾。
様々の呪具とフィジカルのみで相手を捻じ伏せんとする彼の戦い方は、シンプルにして非常に強力なものでした。
あえて等級を付けるならば、間違いなく”特級”であろう甚爾―― 彼の下位互換に位置する真希も、呪具使いとして近い領域にたどり着くことはできるのでしょうか。
そして、甚爾を無事倒した五条は――?
次回も必見です!
それでは今回はこの辺りで。
最後までご覧いただいてありがとうございました!