こんにちはー! ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など現在話題沸騰中の『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です。
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません。
本記事はそんな『呪術廻戦』の9巻収録、第71話「懐玉ー漆ー」の感想ネタバレ記事です。
まずは前回の振り返りからいってみましょう。
Contents
70話「懐玉ー陸ー」のあらすじ
黒井の拉致を受け、相手が「人質交換」に出ると予想した五条は、家入を”影武者”として拉致犯を引っ張り出す策を話します。
が、”同化”を目前に控えた天内は、一緒に行くと言って聞きません。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
涙を滲ませる彼女を見て、「覚悟しとけ」と述べ、天内を一緒に連れていくことにした五条。
――次の瞬間、彼らは沖縄観光を楽しんでいました。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
黒井が拉致した犯人は、同日21時に取り引き場所を”沖縄”に指定。
五条、夏油、天内の3人は翌日9時に沖縄入りし、11時には黒井救出と拉致犯の捕縛を済ませてしまったようです。
12時には拉致犯の尋問を終え、13時現在は海水浴を楽しんでいる一行。
15時に沖縄を出る予定になっていた一行ですが、天内の落ち込んだ様子を見た五条が、滞在の延期を提案しました。
夏油は五条が”術式を解いていない”ことを心配しますが、「桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ」と五条。
かくして、一行は翌日まで沖縄観光を満喫しました。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
翌日の15時。
天内の懸賞金が取り下げられてから4時間が経過したところで、4人は”高専結界”の内側に到着しました。
かなり疲れた様子を見せつつ、”無下限呪術”を解除した五条。
しかしその瞬間、なぜか”高専結界”内に侵入してきた甚爾の凶刃により、五条の胸が貫かれて――?
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
呪術廻戦71話「懐玉ー漆ー」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます。
問題ない
まだ”禪院”だった頃、「五条家に生まれた六眼のガキ」を面白半分で見にいったことがあるという甚爾。
当時子供だった五条は、背後に立っていた甚爾に気付いて振り返っており、後にも先にも背後に立った甚爾が気取られたのはその時だけだったようです。
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(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
場面は現在に戻ります。
刺されながらも無下限呪術で甚爾を浮き上がらせた五条。
夏油が巨大な呪霊を召喚し、浮き上がった甚爾を喰わせました。
(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
すぐに五条の下へ駆け寄った夏油でしたが、「問題ない」と五条は答えます。
刃は内臓を避けたようであり、呪力で強化することで刃を引かせなかったとのこと。そして五条は、「天内優先」と”天元”のもとに向かうよう指示しました。
「油断するなよ」と言い残し、黒井・天内と共に”天元”のもとへ向かう夏油。
ここで、夏油の呪霊の腹を捌き、甚爾が帰還しました。
身体には謎の呪霊が巻かれており、その手には先ほど五条を刺したものとは別の刀が握られています。
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(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
甚爾の能力
「天内の懸賞金はもう取り下げられたぞマヌケ」と煽る五条に、「俺が取り下げたんだよヤセ我慢」と返す甚爾。
”懸賞金取り下げ”という「偽のゴール」を作ることで、隙のない五条に無理やり”隙”を作るのが甚爾の目的だったようです。
「あっそ」とだけ返し、術式順転によって甚爾の体を引き寄せる五条でしたが、甚爾は持ち前の凄まじいスピードによってそれを逃れて見せました。
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(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
五条が”六眼”で改めて甚爾を見ると、彼の体には一切の呪力がありません。
つまり、伏黒甚爾は「”天与呪縛”によって呪力と引き換えに圧倒的なフィジカルを得た人間」のようです。
呪力がゼロであるため、呪力の流れを見る”六眼”は機能しません。
しかし、五条には”無下限呪術”があります。”術式順転”を用い、五条は甚爾を吹き飛ばしてみせました。
――が、気付けばそこにはいない甚爾。
特級呪具「天逆鉾」
呪力のない甚爾の動きが読めない五条でしたが、彼の体に巻き付いていた”呪霊”の気配を捕まえることで、動きの察知に成功します。
そんな甚爾の動きは、五条悟をして「速すぎんだろ!!」と言わしめるほどに尋常ならざるものでした。
ここで五条は、”術式順転「蒼」”を出力最大で繰り出して見せます。
周りの遮蔽物を全て取り壊したことで、遮蔽物を取っ払った五条。
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(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
そこに甚爾の姿はなく、「森に隠れたか」と五条は呟きます。
――ここで、突如として低級呪霊”蠅頭”の大群が彼の下へと飛んできました。
蠅頭に囲まれ、再び甚爾の位置が分からなくなってしまった五条。
彼は再び「蒼」を使おうとしましたが、相手の狙いが”天内”に移ったのではないか、と思い至ります。
――その時、いつの間にか五条の付近まで寄って来ていた甚爾。
甚爾の手に握られていた呪具は、”特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」”。
その効果は――
「発動中の術式強制解除」
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(出典:呪術廻戦9巻 芥見下々 集英社)
呪術廻戦71話「懐玉ー漆ー」感想
今回の記事、いかがでしたか?
遂に明かされた伏黒甚爾の戦闘能力――
”呪力がゼロ”であることと引き換えに圧倒的な”身体能力”を得る「天与呪縛」を持って生まれた甚爾は、五条悟をも翻弄するスピードの動きを見せます。
彼の生まれは禪院家であり、本来”相伝の術式”や御三家の遺伝子による”高い呪力”を得たはず―― だからこそ、高い身体能力として「縛り」が作用したようですね。
そして、”特級呪具「天逆鉾」”によって致命的に思われる一撃を叩きこんで見せた甚爾。
現代に五条悟が生き残っていることから、「彼が死なない」ということは確定しているものの、かなりハラハラする展開です。
次話も目が離せませんね!
それでは今回はこの辺りで。
最後までご覧いただいてありがとうございました!