こんにちはー! ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など現在話題沸騰中の『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です。
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません。
本記事はそんな『呪術廻戦』の8巻収録、第70話「懐玉ー陸ー」の感想ネタバレ記事です。
まずは前回の振り返りからいってみましょう。
Contents
69話「懐玉ー伍ー」のあらすじ
勢いよく礼拝堂に押し入り、「呪詛師襲来」とだけ伝え、天内を保護した五条。
”賞金首”の天内と五条が移動する様子を見ていた紙袋の呪詛師。ここで世話係の黒井が登場し、なんと呪詛師を相手に勝利してしまいました。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
一方、相手は「分身術式」の使い手。黒井に金的を喰らってうずくまっていたものの、即座にその場から離脱し、五条の元に出現しました。
夏油の連絡によって天内理子の首に「3000万の懸賞金」が掛かっていることを知りつつ、呪詛師と対峙する五条。
持って生まれた”六眼”によって相手の術式の情報は看破しており、「術式順転」によって瞬時に分身を2体消し去って見せました。
続けざまに2体分身を消し、残るは本体のみとなったところで、五条は「術式反転『赫』」を繰り出します。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
しかし、まだ”反転術式”を使うことができないのか、「赫」は不発。
結局シンプルなグーパンによって相手を制圧しました。
安心も束の間、天内の携帯に「捕われた黒井の画像」が送られてきて――?
呪術廻戦70話「懐玉ー陸ー」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます。
天内の覚悟
直前まで黒井と一緒にいた夏油ですが、黒井に促されて五条を追っていた様子。
「すまない 私のミスだ」と謝る彼に、五条は「ミスって程のミスでもねーだろ」と返します。
黒井を捕らえたことで、「人質交換」に出るだろうと考えた五条。
だからこそ、”取引の場”さえ設けられれば「後は俺達でどうにでもなる」と続けます。
天内は高専で保護し、家入に影武者を務めさせることを提案した五条でしたが、「ま 待て!!」と天内が話を遮りました。
天内は、”同化”までに黒井が帰ってこない可能性を危惧している様であり、「まだ お別れも言ってないのに…!?」と食い下がります。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
そんな様子を見て、「覚悟しとけ」と天内を連れていくことにした五条。
拉致犯との激しい戦闘が予期されますね…!
そして次のページを開くと――
4人揃って沖縄を満喫していました
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
旅のしおり
突然の場面転換に一瞬読者が置いて行かれたところで、次のページにて”旅のしおり”が明かされました。
黒井が拉致された当日、拉致犯は取り引き場所を沖縄に指定したようであり、次の日の9時には現地入りした3人。
同日11時には黒井救出+拉致犯の捕縛に成功。
12時に拉致犯の尋問を終え、13時現在の海水浴に至ったようです。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
尋問の結果、相手は盤星教の信者――すなわち非術師であり、「自分が情けない」と落ち込む黒井に、夏油は「不意打ちなら仕方ないですよ」とフォローをいれました。
ここで、3人が飛行機で来たことを知った黒井が、「大丈夫だったんですか」と問いかけます。
夏油曰く、”六眼”を持つ五条が乗員乗客を全員チェックし、離陸後は夏油の呪霊が外を張っていたとのこと。
だからこそ、下手な陸路よりも安全な旅路だったようです。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
拉致犯が取り引き場所を”沖縄”に指定したことについて気になっている様子の夏油。
「空港を占拠する気じゃ」と考えた黒井でしたが、夏油は「かもしれません でも大丈夫」と冷静に返します。
それもそのはず、なんと那覇空港には当時高専1年生の七海健人と、その同級生 灰原雄が助っ人としてやってきていました。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
滞在延長!
天内と共に海水浴を満喫している五条。
ここで、そろそろ高専に帰還する時刻が迫っている様であり、「悟!! 時間だよ」と夏油が叫びました。
それを聞いて、天内はあからさまにしょんぼりした様子を見せます。
そんな様子を見て五条が、「戻るのは明日の朝にしよう」と提案。
「東京より沖縄の方が 呪詛人(じゅそんちゅ)の数は少ない」とノリノリです。
――が、五条が昨日から術式を解いていないことを見破っていた夏油は、「本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」と小声で確認。
五条は、「問題ねぇよ」と、桃鉄を99年やった時の方がしんどかったと返します。
「それに」と付け加え、「オマエもいる」と夏油への信頼を滲ませる五条。この2人の関係性、とてもいいですよね…。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
滞在を延長したことで、沖縄の観光を楽しむ4人。
天内にとって、とても充実した一日となったことでしょう。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
甚爾急襲 事態急変
”同化”の当日である護衛三日目。
4人は沖縄から戻り、都立呪術高専の所在地である筵山(むしろやま)麓まで到着しました。
時刻は天内に掛けられた”懸賞金”の取り下げから4時間経過した15時。
高専の結界内に入ったようであり、「これで一安心じゃな!!」と天内は返します。
何日も眠っていないようであり、疲れがにじみ出ている五条。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
夏油がそんな五条を労いますが、彼は「二度とごめんだ ガキのお守りは」と述べ、”無下限呪術”によるバリアを解除しました。
――その瞬間、刃が五条の胸を貫きます。
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(出典:呪術廻戦8巻 芥見下々 集英社)
外敵が侵入できるはずもない”高専結界”の内側にも関わらず、なぜか現れた伏黒甚爾。
冷や汗を滲ませながら、「アンタ どっかで会ったか?」と問う五条に、甚爾は「気にすんな 俺も苦手だ 男の名前覚えんのは」と答えました――
呪術廻戦70話「懐玉ー陸ー」感想
今回の記事、いかがでしたか?
巧みに五条を消耗させ、”無下限呪術”が解除されたタイミングで刃を突き立てた甚爾――
しかし、五条の様子を見ると、ダメージは負いつつも”致命傷”にまでは至らない印象を受けます。
傷を負わせることには成功しましたが、ここから甚爾はどのような戦闘を見せてくれるのでしょうか。
そして、”同化”当日を迎えた天内は、無事”天元”の元まで到着できるのでしょうか。
次回も必見です!
それでは今回はこの辺りで。
最後までご覧いただいてありがとうございました!