こんにちはー!ライターのショウマルです。
アニメ化や単行本の大量重版など話題沸騰中の呪術廻戦。 鬼滅の刃に続き、単行本の売れ行きは右肩上がりの、週刊少年ジャンプが誇る大人気作品です!
ややダークな世界観と、個性と魅力に溢れるキャラクター達の織り成すストーリーは、読者のページをめくる手を休ませません!
本記事はそんな呪術廻戦の3巻収録、第20話「幼魚と逆罰-弐-」の感想ネタバレ記事です。
まずは前回のあらすじ。振り返りからいってみましょう!
Contents
19話「幼魚と逆罰」のあらすじ
ある高校に通う少年は、学校にて理不尽ないじめにあっていました。
そんな少年が、息抜きのためか学校をサボって映画館に赴くと、そこには彼をいじめていた三人組が。
映画上映中にもかかわらず、私語やスマホの使用など極めてマナーが悪い三人。
憤る少年でしたが、「マナーは守ろうね」と呪霊である真人が彼らを殺害してしまいます。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
そんな様子を見ていた少年は、真人を追いかけ、彼に問うのでした。
「僕にも同じことができますか」
場面は変わり、「脱サラ呪術師」こと、一級呪術師の七海健人と共にキネマシネマで起きた事件について調べる虎杖。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
七海指導の元、呪力の「残穢(ざんえ)」を視認する技術を身に着けた虎杖は、七海と共に残穢を追います。
辿り着いた屋上で彼らが見つけたのは、二体の呪霊。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
いよいよ戦闘が始まります。
呪術廻戦20話「幼魚と逆罰-弐-」のネタバレ
それでは、ここからは今話の内容に入っていきます!
術式の開示
冒頭、自身の術式について話す七海。
彼の術式は「どんな相手にも強制的に弱点を作り出すことができる」というものであり、対象の長さを線分した時、7:3の比率となる点に攻撃を当てれば、クリティカルヒットとなるようです。
七海自身よりも格上の存在であってもそれなりにダメージが通る様子。
「そういうのってバラしていいもんなの?」と、虎杖が純粋な疑問をぶつけます。
バレても問題のない術式、もしくは問題のない相手の場合や、バラすことでミスリードを誘うという狙いがある場合を良いでしょう、と七海。
また、”手の内を晒す”と言う行為は”縛り”となり、術式効果を底上げする様子。
術式の開示は時と場合によっては自分に有利に働くようです。
呪霊に向かって術式を開示したことで、実際に効果が底上げされた七海。目の前の呪霊を一撃で戦闘不能にしてしまいます。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
相手の正体
七海が授業のように自身の術式や「術式の開示」について説明する中、虎杖に呪霊が襲い掛かります。
相手の攻撃を難なく避け、両手に呪力を纏う虎杖。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
一か月の修業によってある程度呪力のコントロールを修めた様子ですが、まだまだその技術は未熟。それに付随して、彼の身体能力があまりに高過ぎることから、彼自身の動きに呪力が追い付いていないとのこと。
そんな呪力の遅れは”二度の衝撃”として表出する様子。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
”逕庭拳(けいていけん)”と名付けられたそれは、狙って出しているわけではないものの、虎杖にとってかなり大きな武器となったようです。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
ーー逕庭拳によって呪霊を楽に仕留めて見せる虎杖。そんな彼を見て、七海はある程度実力を認めます。
そんな七海の近くで呻く呪霊。トドメを刺そうと近づいたその時、七海はあるものに気がつきます。
それは、呪霊の腕で動く腕時計でした。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
大方事態を察した七海は、「嘘でしょう」とつぶやきながら、呪霊を写真で撮影します。
通常、呪力を持たない一般人には姿が見えず、撮影を行っても映らない呪霊ーー
七海はトドメを刺そうとする虎杖を制止し、撮影した写真を虎杖に見せます。
そこには、くっきりと映る相手の姿が。つまり、呪霊だと思い込んで七海らが相手にしていたのはーー
ーー場面が変わり、高専所属の医師・家入が「人間だよ」とその正体を断定します。
正確には「元人間」であり、映画館の頭部が変形した三人のように、無理やり体を変形させられ、呪力を持たされていたようです。
ここで、あくまで彼らの死因は「改造させられたことによるショック死だ」と虎杖を気遣う家入。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
電話が切れると、あまりに度を越えた手口に「趣味が悪すぎだろ」と、虎杖は本気で憤ります。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
”この子は他人のために本気で怒れるのだな”と冷静に虎杖を評する七海。
前話にて、「気張ってこーぜ!!」と述べた虎杖を、「そこそこで済むならそこそこで」と淡々とあしらった七海でしたがーー
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
相手が相当のヤリ手であると認識した七海。
虎杖の言葉を借り、自ら「気張ってきましょう」と述べます。「応!!」と虎杖。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
真人とは
ハンモックに揺られ、本を読みながら少年と会話する真人。
彼は、呪霊は人間から漏れ出した呪力の集合体であり、仮に実在しないモノであったとしても、共通認識のある”畏怖”のイメージは、より強力な呪いとして顕現しやすい、と語ります。
呪術師側は、そういった「共通認識」のあるモノを特級仮想怨霊としてカテゴライズされるようです。
しかし、人々が真にーーそして常に恐れているのは、”天災”。
漏瑚や花御などがそう言った自然由来の呪霊らしく、漏瑚は「大地」、花御は「森」の呪霊のようです。
そして真人は”人間”の呪いーー
「人が人を憎み恐れた腹から産まれた呪いだよ」と述べる真人。
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(出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社)
「人間」の呪霊とは、なかなかに皮肉のきいた相手ですが、今回の「幼魚と逆罰」編のボス枠なのでしょうか。
呪術廻戦20話「幼魚と逆罰-弐-」感想
今回の記事、いかがでしたか?
今回の事件の主犯にして、呪霊らの首魁である真人の衝撃の正体が判明した第20話。
詳しい術式は不明ですが、少なくとも触れた相手を改造することが可能な様であり、なかなかどうして悪役に適した趣味の悪い能力です。
純粋な攻撃性能では漏瑚が勝っているように思われます。
そんな相手を前に、虎杖・七海は今後どのように戦うのでしょうか。次回も必見です!
それでは、最後までご覧いただいてありがとうございました!