こんにちはー! ライターのショウマルです。
漫画・アニメ共に話題沸騰中の『呪術廻戦』
登場キャラクターは皆それぞれの“想い”を内に秘めており、非常に個性豊かです。
そこで!
そんな魅力たっぷりの各キャラクター達について、呪力や術式、技などを徹底的に紹介したいと思います。
ネタバレ注意!
現時点で単行本未収録の情報も含みます。
さて、今回ご紹介するのはこの人
『呪術廻戦』操血お兄ちゃん・脹相(ちょうそう)
Contents
脹相とは?
人物
(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
脹相とは、呪胎九相図の1番の受肉体であり、つまりは長男です。ここで、呪胎九相図の説明を入れておきます。
呪胎九相図とは
・明治初期、呪霊の子を孕むことのできる特殊体質を持つ女性が、史上最悪の呪術師としてその名を馳せる加茂憲倫の好奇心によって堕胎させられた、呪霊との間にできた胎児。標本のような形で100年以上封印されており、受肉することで活動が可能となる様子。
・その名の通り九の胎児が存在。1番から3番までは高専が保有していたが、後に夏油らによって強奪。
・作中では今回紹介する脹相を含む三体が受肉を果たしており、2番が壊相(えそう)、3番が血塗(ちけず)。
さて、そんな呪胎九相図の長男 脹相、非常に兄弟想いなお兄ちゃんです。後述する術式の影響で、血の繋がった兄弟達の異変はどんなに離れていても感じることのできる脹相。壊相、血塗が死んだ際は静かな怒りを浮かばせました。
また、弟がバカにされた際にはこの表情。
(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
加えて、弟である壊相・血塗も兄弟を思い合い、信頼し合っている様子。呪胎九相図の絆は非常に固いようです。
意外な関係
さて、ここからは単行本にも未収録の情報となります。
週刊少年ジャンプ2021年7号収録の『呪術廻戦』第135話において、なんと虎杖悠仁が脹相と血の繋がった兄弟であることが判明します。
『呪術廻戦』12巻において、死の寸前まで虎杖を追い詰めた脹相。
しかし脹相は、前述のように「血の繋がった兄弟達の異変はどんなに離れていても感じる」ことができます。この特性により、虎杖の死、すなわち「異変」を強烈に感じ取ってしまったことで、虎杖が兄弟であると確信したようです。
偽夏油こと加茂憲倫も虎杖との関係を匂わせる発言をしていることから、虎杖は呪胎九相図の4-9番か、そうでなくとも何らかの関係があることは確定とみてよさそうです。
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(出典:呪術廻戦135話 芥見下々 集英社)
そんな脹相、虎杖のピンチにかけつけ、偽夏油と裏梅という強力な相手に対し、微塵も臆することなく立ち向かいます。
偽夏油に「疲れているだろ」と指摘されるとーー
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(出典:呪術廻戦135話 芥見下々 集英社)
ーー”だから何だ それが弟の前で 命を張らない理由になるか?”
全く事情を知らない虎杖らからすると完全に頭がおかしい奴です。しかし、134話、135話で脹相ファンは爆増したはず。何を隠そう、私も脹相こと「お兄ちゃん」が大好きです。
術式と強さ
赤血操術
脹相が扱うのは赤血操術。そう、京都校三年の加茂憲紀と同じ術式です。しかし、その実力は加茂以上。
また、脹相は呪力を血に変換できる特殊体質であり、呪力が空にならない限り失血の心配がありません。したがって、加茂さんのように血液パックを持ち歩く必要もないわけですね。
呪霊と人のハーフですが、実質的に特級呪霊のような位置である脹相。ここからは、その強力な技の数々をご紹介します。
- 百斂(びゃくれん)
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
血液を加圧することで、限界まで圧縮する技です。後述の穿血、超新星の導線となります。脹相の百斂による圧縮は、加茂家嫡流の加茂憲紀をして驚くほどのものであり、そこから繰り出される穿血は極めて強力です。
- 穿血 (せんけつ)
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
先述の百斂によって圧縮した血液を、一点から撃ちだす赤血操術の奥義です。呪力で強化された血液の初速は音速をも超えます。
発射後の操作もある程度可能な様子。極めて強力な術式を有する裏梅をして、防ぐことができませんでした。
- 超新星(ちょうしんせい)
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
先述の百斂によって圧縮した血液を、「散弾のように全方位に撃ち抜く技です。
- 苅祓 (かりばらい)
五条戦で使用。加茂も使う「凝固した血液による手裏剣」のような技であり、五条に届くことはなかったですが、かなり強力な技に見えます。
- 血刃 (けつじん)
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
輪郭を定めて血液を高速で回すことで殺傷力を高めた技であり、見た目はその名の通り、血による刃ですね。
- 血星磊 (けっせいせき)
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
血液を硬く凝固させて撃ちだす技です。虎杖との戦闘において使用し、虎杖の肝臓を撃ち抜きましたが、穿血程の速度・威力がないため、脹相曰く「不意打ちでなければ貫通させることなどできなかった」とのこと。
- 赤鱗躍動 (せきりんやくどう)
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(出典:呪術廻戦135話 芥見下々 集英社)
加茂憲紀も扱う、体内の血液を操作することで身体能力を飛躍的に向上させる技であり、有り体に言えばドーピングです。体温をあげることも可能であることから、135話では裏梅の術式による氷結から抜け出す際にも使用していました。
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(出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社)
また、詳細は不明ですが、赫鱗躍動・載 (さい)という技も使用しています。
強さ
ここでは脹相の強さについて考えます。
もうお分かりのことと思いますが、赤血操術の使い手 脹相、非常に強いです。近距離から中距離にかけて多彩な技を有していますし、なにより虎杖を殺しかけたという事実。
特級呪霊との戦闘や黒閃の経験を経て、一級呪術師相当の実力を有している虎杖に対し、接戦とは言え勝利を収めたのですから、その時点で相当な強さであると分かります。
まとめ
今回は呪胎九相図の一番、「お兄ちゃん」こと脹相についてご紹介しました。メタい話ですが、「主人公の兄」というポジション的に美味しい役どころの彼。
アニメでの活躍はもう少し先となりますが、最新話では現在も活躍中の脹相。
結構一般人も手にかけていますから、このまま仲間になる、という展開はなさそうに思います。弟である虎杖を庇って死亡、という筋書きが一番ベタであり得そうな展開ですが……ベタ過ぎて逆になさそうな気もします。
今後果たしてどうなるのか、楽しみですね!
それでは今回はこの辺りで!
ではまた~!